以前、このブログで紹介した
※過去記事:「モバイルICOCA」に期待!
上記の過去記事を書いた時点では、
「2023年春サービス開始」としか発表されていませんでしたが、
正式なサービス開始が3月22日であることが発表されました。
モバイルICOCAの特徴を見ていきたいと思います。

対応するOSはAndrondのみで、iOSには非対応です。
よって、iPhoneやApple Watchでは利用できません。
ニュースリリースには「Androidスマートフォン」としか書いてありませんが、
Android版のスマートウォッチ「Pixel Watch」に対応しているかは分かりません。
アプリ上で、残高のチャージや定期券の購入が可能です。
チャージや定期券購入代金の決済は登録したクレジットカードで行います。
定期券の払い戻しも可能です。
ただ、オートチャージには非対応です。
・モバイル端末対応の券売機
・ICOCAチャージができる店舗
・セブン銀行ATM
にて、現金でもチャージすることができます。
登録するクレジットカードの国際ブランドは、VISA、Master、JCB、AMEXに対応します。
Dinersに対応すれば5大ブランド制覇でしたが、現状は対応しません。
これまでの「J-WESTポイント」が「WESTERポイント」に名称変更されます。
そして、モバイルICOCA上の決済において、
J-WESTゴールドカードでは3%のWESTERポイントが、
J-WESTカードでは1.5%のWESTERポイントが貯まります。
J-WESTゴールドカードを持っている方はかなりお得ですね。
一方、一般のJ-WESTカードの1.5%という還元率は、
モバイルSuicaに「ビックカメラSuicaカード」でチャージした場合に、
1.5%還元であることを考えると少し物足りません。
本気でモバイルSuicaの牙城を崩す気なら、
2%ぐらいの還元率にして欲しかったです。

あと気になるのが還元率の記述にある”注意書き”です。
「※期間は当面の間を予定」
つまり、3%や1.5%の還元率は永続的なものではなく、”当面の間”だそうです。
いつか還元率が下がってしまうのでしょうか?それとも上がるのでしょうか?
今後に注目です。
ここまでモバイルICOCAの概要を書いてきたわけですが、
モバイルICOCAを導入すべき人は、
1.JR西日本の定期券を利用する方
2.J-WESTゴールドカードをお持ちの方
のどちらか一方でも満たす方、だと思います。
1については、アプリ上で定期券の購入ができるのがかなり便利なためです。
なお、高校生以下の通学定期は購入できないので、注意して下さい。
2については、3%という高い還元率が魅力的だからです。
JR西日本エリア以外での鉄道系IC乗車券エリアで利用するのもお薦めです。
1.iOSへの対応
2.高い還元率
1については、やはりiPhoneやApple Watchを取り込まないと普及が進まないからです。
2については”当面の間”となっているクレジットカード決済の還元率を、
なるべく高くすることが普及のカギとなってくると考えています。
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